処置方法:モノクロル酢酸ソーダ
応急処置
病院での治療の際、医師に本製品安全デ-タシ-トを手渡してください。(※注1)
モノクロル酢酸ソーダ塩に触れたり摂取したりその蒸気にさらされた恐れのある場合、またはその症状が認められる場合は、必ず医師による診断を受けてください。
また、影響が遅れて現れることがあるので、医学的な経過観察が必要です。
(注1):データシートはこちら→モノクロル酢酸ソーダ(別名 クロロ酢酸ナトリウム)PDF[324KB]
吸入した場合:
- 患者を毛布等で包み安静にさせ、直ちに空気の新鮮な場所に移す。
- 症状により患者を病院に搬送する。
- 患者が呼吸困難な場合または呼吸が停止している場合は、直ちに人工呼吸または人口蘇生器を使用する。
皮膚に付着した場合:
- モノクロル酢酸ソーダ塩が皮膚に付いた場合、皮膚に刺激を感じ薬傷することがあるので、多量の水で最低15分間洗浄する。
- 汚染された衣服は上記処置を行いながら速やかに脱がせる。
目に入った場合:
- 直ちに多量の0.9%食塩水または清浄な水で15分以上洗眼し、必ず眼科医の手当てを受ける。
- 洗眼はまぶたを親指と人差し指で広げて行うと効果的である。
- コンタクトレンズを使用の場合、固着していない限り、取り除いて洗浄する。
飲み込んだ場合:
- 口を良くすすぎ、水を飲ませる。(但し、嘔吐をさせないようにする。)
- 安静にさせ、新鮮な空気を吸わせ、物に寄り掛かったような姿勢を保ち病院に搬送する。
最も重要な徴候および症状:
皮膚の痛み、眼の痛み、気道の痛み
応急措置をする者の保護:
被災者を救助する場合は、防塵マスク、耐酸衣、長靴、ゴーグルまたは全面保護面、ゴム、塩ビ製手袋を着用し、活動する。